注文の多い料理店

宮沢賢治の「注文の多い料理店」をご存じですか?

簡単にまとめると、山に狩りに出かけた二人がなんだか得体のしれないものに食べられそうになる話。

妻は小学生の時に読んだそうですが今になっても怖い話の一つだそうです。特に怖いのが「へいへいサラド(サラダではないらしい)はお嫌いですか?」のくだりだと教えてくれました。

三河の某所には「山猫軒」(話の中と同じ店名)というお店があり、それを見つけた時は半泣きだったとか。気になる方は是非探して見て下さい。車で有名な市と焼き物で有名な市の境にあったとのこと。

マニュアルと分かりづらさ

さて注文が多いというか注文する時緊張するお店ってありませんか?お店の方にいろいろ聞かれて、その内容が分からず、まごまごしているのを悟られないようにテーブルの下で手に汗握る時。

お店の方はわかっているから立板に水のごとく説明しますが、こちらは分からないので聞き返してもロボットのように同じ言葉を繰り返すだけ。どこか一方通行でマニュアル通り。そんな方に限って専門的な用語で説明してくれます。

仕事をスムーズに行うためのマニュアルが、かえって混乱を招いているように感じます。誰もが同じように説明をして間違いや矛盾を防ぐためのマニュアルですが、私は相手によっては多少言葉をかえて説明してもいいのではないかと思います。

例えば子どもには子どもの、年配の方には年配の方への分かりやすい説明の仕方があると考えています。

電話で話す時と対面で話す時でさえ同じ言葉でも伝わり方はずいぶん違いますよね。

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テレフォンオペレーターの方達には正確に言葉を伝えるため、特殊な言い方があると聞いたことがあります。

例えば日にちや時間の伝え方。4月 これはどのように発音すると思いますか?

一般的には、”しがつ” ですが、”よんがつ” と言います。7月と聞き間違いするからという理由だそうです。

なので7月は ”ひちがつ” ではなく ”なながつ”。

さらに8日は ”ようか” ではなく ”はちにち”。

年配の方からは時々「はちにちでなくようかでしょ。こんなことも知らないの?(呆れた様子)」と言われることもあるので「はちにち、ようかですね。」と言うようしているとか。

また日本人は24時間の表記に耳が慣れていないので、時間の案内は午前○○時、午後○○時と案内するとのこと。

笑い話(ではすまないですが)で、ある方が団体旅行で出かけた時、係の人が「ここに15時に集合して下さいね。」と言ったら なんと15時に集合しなかった方が多数。聞けば15時の5だけが耳に残って、3時集合だとは思わなかったそうです。

この話を聞くと、テレフォンオペレーター以外の職種にもそれぞれの業界ならではの説明の仕方がありそうですね。

専門用語といえば・・・

専門用語と言えば最近テレビ、新聞などでわからない言葉が多くはないですか?

私の知識不足もあるのかもしれませんが、「エビデンズ」「プラセボ」「レスポンス」「コンプライアンス」(これは随分浸透してきましたが)などカタカナが沢山。日本語にすると難しいのか?もとは英語なの?と疑問でいっぱいです。

先日テレビを流していたら、そう若くない男性が「これウォッチしておいて。」と言っていました。「ウォッチ? 時計? 何? ああ、見ておいてってことね。」と一通り頭で考えてやっと納得できました。テレビに背を向けていたので聞き流しただけでは何のことかさっぱり分かりませんでした。

ある時、飛行機の整備士さんが「ディレイ」と言っていた時のこと。字幕では遅れと表記されていたのですが、日本語で「遅れ」と言わないでわざわざ英語で言う必要があるのかな?と思ってしまいました。

国際化に英語は不可欠ですし英語教育の低年齢化も重要だとは思いますが、それと同時に正しい日本語を覚える、使えることも大事ですよね。

かくいう私も正しい日本語を使っているかと問われたら自信はあまりないのですが。このブログも変な言い回しがあり読みづらかったら申し訳ありません。

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余談ですが、冒頭にお話した三河某所の山猫軒の手前の入り口には閉ざされた門があり、妻と妹弟達はその門に勝手に【ア―ドレー家】と名付けその前を通る度門が開いているか閉まっているか当てっこしていたそうです。

親の在所へ行く長い道のりの中、退屈しのぎに考えた子供の遊びです。今年のお盆は家族揃っての帰省は難しいですね。早く自由に帰省出来るようになると良いですね。

優しい両親と3人の子供の、コロナなんて夢にも思わなかった昭和50年代の風景がなんとなく目に浮かびます。

 

 

名古屋障害者支援センター

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