福島・震度6強の地震で続く断水

宮城、福島両県で最大震度6強を観測した地震の被災地では、2月15日も一部で断水が続いている。「食器をラップで包み洗い物を減らした」「断水に備えて浴槽に水を溜めた」住民たちは10年前の東日本大震災の教訓をいかし、苦難の時を凌いでいた。

一時は、町内全域の約2800世帯が断水した福島県新地町、県の災害派遣要請に基づき自衛隊が給水支援活動にあたった。冷たい雨が降る中、ポリタンクを持って自衛隊の給水所を訪れた無職の男性(73歳)は「震災で水が不足し、苦労したのでペットボトル入の水を30本ほど備蓄していたと語った。

地震発生直後から家族3人の飲用、生活水として活用し、「食器をラップで包み洗い物を減らして節水した」と男性、「震災の経験が生きた」と笑顔を見せた。

震度6弱を観測した宮城県山元町では2月15日も約900世帯が断水が続いており、町内の3箇所に設置された給水所似住民が集まった。家族4人暮らしという無職の佐間忠さん(63歳)は「10年前の経験を活かし、地震から断水までの1時間で浴槽いっぱいに水をためた」と話す、生活水には困らなかったが「早くお風呂に入りたい」と話を続けた。

家族の手伝いで、近所の自宅から2リットルのペットボトルを持参した小学5年生の佐藤響さん(11歳)は自宅から「自転車で2往復したけど、あと2回くらい来ると思う、水も食べ物もなくなって大変」と息を弾ませた。仙台しから駆けつけたボランティアの50代男性は、同町は震災時に津波被害を受けたことに触れ、「10年前はもっと大変だったんだよ」と水を注ぎながら優しく声をかけていた。